2009年12月16日水曜日

Sinine ja valge








冷凍庫の中。

マイナス14度の世界とはそういうものでした。以前ブログで書いたように今週に入って気温はぐっと下がり、マイナス10度を下回らなくなりました。日曜日の夜に大雪が降り、月曜の朝は、街を覆う真っ白な雪と2,3週間ぶりの青空と太陽。お昼の授業も放り出して、カメラ片手に冬のタルトゥを散策。以前思いついた「寄り道」も3時半には日が暮れる冬にあっては満足に散策することもできず、まだ目にしていないタルトゥの一面を探しに行きました。

市の中心を流れる Emajõgi (エマユギ川) に沿って伸びる散歩道を歩けば、冬の寒さで凍りついた川の水が大きな氷(2番目の写真)となって川を流れ、時折、氷同士が大きな音を立てて削りあい、川岸に堆積していく。北から南へ流れる Emajõgi を逆らうように進み、中心街を離れると一番上の写真のような白い絨毯の並木道が現れる。街の中心に大学の建物が集中しているため普段の生活もそ自ずとその枠内に狭めてしまっていたわけですが、タルトゥというド田舎な国のド田舎な街が、実際には非常にヴァラエティーに富んだ「顔」をもっていることに気付く、そんな初冬の昼下がりでした。

「歌の祭典」の会場を訪れた後、Emajõgi の南岸、街の広場の北側の "Supilinn" という、お洒落で可愛く、色取り取りの木造住宅が集まる地域へも足を運びました。

マイナス14度の中をニット帽もかぶらずに2時間も歩いたため、耳と顔の筋肉が全て凍りつき、もう寮に戻ろうと思ったその時、見知らぬ男性に声をかけられる。西シベリアのノヴォシビルスクという街出身の男で、当然ロシア語とエストニア語しか話せず。エストニア語の練習をするせっかくの機会だが、寒さに耐えられない身としてはあまり関わらずに帰路を急ぎたい。どうこうしている内に、タルトゥ大学植物園を案内してくれることになる(笑)身振り手振り交えながら少しはエストニア語で会話をすることができたが、口周辺の筋肉が凍っているためまともに発音できない(笑)エストニア人があまり笑わないのはきっとそのためだ。

彼の名は Alexei。僕が凍えているのに気付いて、懐からウォッカを取り出し、「飲め!」の一言。昼間っから何持ち歩いてんだよ(笑)これがロシアン・スタンダードなのでしょうか。さらにはタルトゥの南西に位置するElva という街の彼の自宅の住所まで教えて頂きました.....
「夏に俺の家へ来い!」とのことですが、さてさてどうしようか.....

1 件のコメント:

  1. いけーいくんやー

    いいなたのしそ。。

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