2009年10月10日土曜日

Suur Munamägi








今週は週3回あるエストニア語の授業が全て休講になったため、旅行三昧の1週間になる予定でした。しかし、水曜日に予定したラトビアの首都リーガへの旅行は雨降りのため行く気が起きず中止。金曜日から行けるはずだったロシア、サンクトペテルブルク2泊3日の旅も、ビザの申請に必要なエストニアのIDカードの発行が間に合わず断念。友人は皆ロシアへ行っているため、fuckin’ boringです。しかし、時間は無駄にはできない。幸いにも今日は快晴。取りあえずどこかへ行こうと思い立ち、標高318mを誇るエストニア最高峰!!"Suur Munamägi"へ行ってきました。

Tartuから南へ向かうバスに揺られること1時間半。Haanjaという小さな村で下車し、そのまま南へ車道を600mほど歩いた左手に"Suur Munamägi"への入口があります。"Suur Munamägi"とは直訳すると「大きな卵の丘」という意味。しかし、318mの高さといっても海抜318mであって実際に登る標高差はわずか62m。標識がなければ、「えっ、これ丘なの!?」っていうぐらい存在感がありません。頂上までは階段とスロープが延びていて、途中、木製の蜘蛛の巣、変な森の妖精、梟などのオブジェクトをところどころ見つけることができます。

頂上には真っ白な展望台があり、バックの青空とのコントラストが清々しい。この展望台は最初1816年に建設されたそうですが、当初は高さが足りず木々に展望を遮られてしまったために、その後4度に渡って再建設が行われ、1969年の改築で新たな階が追加され現在の29mの高さになりました。周囲50kmの展望を誇る展望台からの眺めはというと正直いまいち(笑)確かに気持ちのいい眺めですが、地理的な変化があまり見られないエストニアの土地を"Spectacular!!!"と形容するのもどうかなと……) 点で見ればエストニアも植物相や地理的特徴に富んでいるのでしょうが、空から一望する限り目に映るものは平らな台地とところどころに点在する湖のみ。あえてひねくれた評価をしてみましたが、何はともあれ、エストニア最高地点の土を踏みしめることができで満足です。10月ということで、木々も黄色や赤に紅葉していてとても綺麗でした。一面白銀世界となる冬に再び来てみたいと思います。

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