2010年2月8日月曜日

kevade semester

日本ではここ最近、朝青龍の引退やら、大雪やら、小沢さんの不起訴やら何やらで話題には事欠かなかったようだが、それとは正反対の話題もない、話す人もいない、勉強する気もないという、エストニアでの魔の1週間にもようやく夜明けが訪れ、今日から晴れて春学期が始まった。

秋学期と比べると、留学生の数はめっきり減ったように思われ、連日パーティー三昧だった我らが留学生寮 "Raatuse 22" も一向に冬休みの低調さを引きずっている。

今学期のエストニア語学習は全てインテンシブコース。文法の授業が週4回、会話の授業が週3回。受講生も少なく、クラスには、すでにエストニア語を2~3年間勉強した人、エストニア人と婚約している人、エストニアで働いている人など、前学期の楽に単位を取るために登録して授業はロクに来ないようなチャラチャラ留学生とは全く違った顔ぶれが並ぶ。

先生もゆっくりと分かりやすく話してはくれるがほぼエストニア語で通してくる。1ヶ月間の旅行でロシア語・ドイツ語が頭にこびり付いてエストニア語をだいぶ忘れかけていたために、「ん~、これはキツイかな」なんて思いもしたが、もちろん基礎歩的な語彙を使っての話しだが、以外にも結構スラスラと話せている自分に気付く。いやはや、9, 10, 11月の呆れるほどの努力は無駄ではなかった。休暇中も頻繁にエストニア語で facebook にメッセージをくれた友人にも感謝しつつ、今学期はさらなる精進に励みたい。

それと、早稲田で1年勉強したロシア語の勉強も再開しようと思う。1カ月ブランクがあったエストニア語以上にロシア語の記憶は微かなものだが、スーツケースの重さの1/5ぐらいは占めていると思われるロシア語参考書・辞書を無駄にしないためにも、エストニア語と並行してロシア語学習にも励もう。

秋学期は、最初は飛ばしたが後半ガス欠+いつもの飽きが来て全てが中途半端でポイ捨てされてしまった感がある。そこは素直に反省し、「継続」の大切さを心に留めて、残りの5ヶ月間を有意義に、そして楽しく過ごそう。

Kordamine on tarkuse ema.

2 件のコメント:

  1. お節介なコメントですが,ロシア語を勉強しようというつもりなら,エストニアの大学,とくにタルト大学は選ばなかったほうがよかったかもしれない。タリンに行けばとロシア人の知り合いが作りやすいかも。ただし保証はしません。ナルヴァはお奨めしません。

    ちなみに Postimees のオンライン版はロシア語もあるので,毎日それをチェックするのはいかが。

    タルト大学は,70年代くらいまで,記号学 semiotics/ semiology の Юрий Лотман が活躍していて,世界的に知られていたから,日本でもロシア文学関係者が紹介している。この人は苗字でわかるようにユダヤ人。いま,タルト大学の記号学はどうなっているのかな。ロトマンの息子のミハイルはたしかタリンにいると思う。父親ほどの大物ではないが,エストニア語もできるはずで,父親とは違い,エストニア人の知識人とも交流があるらしい。

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  2. こんにちは。毎度毎度、コメントありがとうございます。
    ロシア語の件ですが、今日授業に参加してみて、僕としてもエストニア語に集中した方が利口かなと思いました。
    確かにタルトゥでロシア語話者の友達を見つけるのは大変ですし、エストニア語の語彙や文法が混ざってややこしくなるので。エストニア語を中途半端にしてしまうのは嫌なので。
    記号学については授業も取ってないので良く分かりませんが、ヨーロッパに限らず、アフリカ、中東、中央・南アメリカなどから記号学の勉強のためにタルトゥへ来ている友人もたくさん居るので、今もこの分野においては世界的に有名なのだと思います。

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