今日、2月24日はエストニア共和国の独立記念日。
久しぶりに朝早く起きたので午前中2時間ほど街を散歩して回ったが、大学や市の建物、一般の民家にも、青・黒・白のエストニア国旗が掲げられていた。
近頃は気温もマイナス5度~8度ほどにまで下がってきて、マイナス20度以下を毎日のように体感した1月に比べれば屁でもない。いま、日本の気候はどうなのだろう。おそらくもう春の陽気に包まれていることだろう。
そういえば、ちょうど1週間前でエストニアに渡ってきて半年になる。新たな友人が出来るたびに繰り返される「何でエストニア来たの?」という質問に答えながら、この北の地へ辿り着いた自分の決断がいかに捻くれていたか、今さらながらに思い返してみる。
「日本人がいないから」。ただそれだけの理由。そんなこと言ってる割に、ここ2カ月全く日本語を話す機会が無い事を嘆いている自分を反省しつつも、やはり、怖いもの知らずで、というより無謀にもエストニアを留学先とした自分の決断は間違ってなかったと思う。
エストニアを南米の国だと思っていた友人がいたように、エストニアの認知度は低い。自分もエストニアは旧ソ連圏という事もあってロシアの様な国だと思い込んでいたし、ほとんどの日本人がバルト3国を一括りにして考えていると思うが、実際のところ、言語も部族も、文化も、国民性もそれぞれ異なる。
そんな未知の世界に飛び込んでみて、彼らの辛く暗い歴史に触れ、魔法のように美しい四季を目に焼き付け、歌を歌うように美しく響く言葉を毎日のように耳にし、それを学ぶ機会を得る、そんな経験ができていることに感謝するし、そんな経験をさせてくれるエストニアという地を素直に大好きになる。
そんな夢物語も残すところあと4カ月。2週間後には遂に10代捨てなければならない。
またも話の要点が分からなくなったが、とにかくこの国に居られる事の喜びを常に噛みしめて、1日1日前進していこう。
そんな考えが楽観志向で満たされた頭をふとよぎった、エストニア共和国92歳の誕生日でした。
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